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企業年金が財政の健全性を保つために、サープラスの検証を目的とし、それを予測・分析することで、最適なアセットミクスの選択を行うための情報を提供する手段。サープラスは資産と債務(退職給付債務、最低積立基準額等)の差額であり、この差額がプラスであれば剰余金、マイナスであれば不足金となる(サープラス=資産−負債)。
具体的には、債務のデュレーション(キャッシュアウトが発生するまでの期間を加重平均したもの)を求めることで、債務を『負の債券』とみなして資産ポートフォリオに加え、サープラスの将来変動の検証を行う。
シミュレーション型ALMでは、一般的に資産側のみに注目し、各個別資産の期待収益率、標準偏差および相関係数を用いて有効フロンティアを策定するが、バランスシート型年金ALMでは、債務の期待収益率、標準偏差および各個別資産との相関係数も加えて有効フロンティア(サープラスフロンティア)を策定することで、主に金利変動に伴うサープラスリスクに着目した分析が行われる。