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米国において契約、信託、不法行為など判例を中心として発達した法分野について、重要な判例を基に条文の形で体系化し、これに説明と例を付したものをリステートメント(原義は「再表現」)という。リステートメントは裁判官・弁護士・学者等によって構成される民間団体であるアメリカ法律協会が作成する。厳密にはリステートメント自体には法的拘束力はないが、訴訟当事者や裁判所によって引用されることが多く、実務上は大きな影響力を有する。信託については1935年に最初のリステートメントが示され、最近では2003年~2008年に出されている。