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運用機関等が既存顧客および見込顧客に対して自社の運用パフォーマンスを提示する際の基準。狭義には日本証券アナリスト協会が1999年6月に自主的なガイドライン(SAAJ‐IPS)として策定(2002年4月に日本版GIPSとして改訂)した基準を指す。その目的は、真実に即した公正な表示と十分な開示、パフォーマンス・データの正確性と一貫性の確保、共通の基準に基づくデータの提示を通じ、顧客をミスリードすることを避けるとともに、運用機関間のパフォーマンスの比較可能性を高め公正な競争を促進することにある。SAAJ‐IPSは、米国のパフォーマンス報告基準(AIMR‐PPS)やグローバル投資パフォーマンス基準(GIPS)との整合性等に配慮しつつ策定されたもので、2000年4月以降、運用機関等はこの基準に準拠表明することが可能となっている。
なお、2006年1月1日付にてSAAJ‐IPSは世界共通の「グローバル投資パフォーマンス基準(GIPS)」に一本化された。